セッション(1日目) ④健康学習の柱!「 関係づくり」をつかむ
テーマ |
健康学習の柱!「 関係づくり」をつかむ |
コーディネーター |
千葉暢子(宇都宮記念病院総合健診センター) |
サブコーディネーター |
平田宗(天神会古賀病院21) |
内容 |
「数字じゃない」といいながら、息子のテストの点数に怒鳴ってしまう。わかっていても出来ない、言い過ぎとわかっていても言ってしまう…。解決の扉は“関係づくり”を見直すことで開かれます。親子・夫婦・職場や保健指導などに共通する「関係づくり」を学びましょう! |
レポート | 残暑のビックイベントと言えば、「健康学習学会」。石川善樹学会長の「祭りだ~」の掛け声にブレイクし、 理屈より直観や感性を武器に私たちセッションメンバーはこの学会にのぞみました。(写真1) 困難に遭遇した時の自分自身を様々な角度で振り返り、次なる困難に立ち向かう自信や期待などにつなげることを目的としました。 キーワードの1つに「関係性」をあげました。フォークダンスを通して、無意識にどのような関係性を構築するかを体感しました。(写真2) 更に自分の遭遇した困難な出来事をどのように捉えたか、関係性(人とのつながり)を軸に「ABCDE」モデルを用いてフレームワークをしました。A(Adversity)は「困った状況」、B(Belife)は「思いこみ」「信念」、C(Consequence)は「結末」、D(Disputation)は反論、E(Energization)は元気づけです。ポイントの1つは「B」です。困難な事例に対して、自分はどのように捉えているかを再認識し、それに対して「D」を見出すことで視点が広がります。グループメンバーに自分の「A・B・C を紹介することで自分一人では気づかなかった「D」につながりました。メンバーの個々の困難事例に真剣に耳を傾け、感想や思いなどを伝えあうことで、「再チャレンジしよう!」とか「今度は出来るかも」という感想が出ました。もう1つのポイントは、「感謝」です。 感謝している人々の中で、感謝を伝えやすい人と伝えにくい人がいます。今回は、感謝を伝えにくい身近な人を思い浮かべて、「感謝の手紙」を読み上げました。この感謝の手紙が、多くの方の「E」の拡大につながったようです。 このセッションを通して、「踊って」「伝えて」「聴き」ながら自分を色々な角度でみることで次なる困難を乗り越えられるという希望とチャレンジへのパワーにつながりました。 アドバイス頂いた、石川善樹先生や石川雄一先生をはじめ、準備委員会の皆様、参加して下さった皆様に感謝しております。 「熱い夏をありがとうございました。健康学習学会サイコー! |
写真1
写真2