セッション 1日目 ① ② ③ 2日目 ① ② ③
テーマ |
困難の乗り越え方 |
コーディネーター |
中村 伸一(おおい町国保名田庄診療所) |
サブコーディネーター |
三田 陽子(北陸学院大学短期大学部)
下田 哲広((株)キャンサースキャン) |
レポート |
準備
・困難の乗り越え方から幸せのつかみ方へ
・コーディネーター、サブコーディネーターが自己開示することで参加者も自己開示しやすくなるように、そのことで気づきや振り返りが促されるように留意。
セッションの流れ
◆アイスブレイク 他己紹介しましょう!
所属や出身校より、こう見えて実は…です、得意なことは、など少し自己開示して。
サブコーディネーターは、まずやって見せることで参加者に他己紹介。
コーディネーターも(は)自己紹介。
◆困難の乗り越え方1 ⇒まずは率直に謝る
コーディネーターの体験談から
【グループトーク】人の命にかかわる失敗をして、それでも許されたのは何故だと思うか?
◆困難の乗り越え方2 ⇒過去の嫌な思い出(トラウマ)と向き合い、トラウマ(虎馬)をウマシカ(馬鹿「あんなことで悩んでバカだった」)に → 許す力・許しの連鎖
コーディネーター、サブコーディネーターの過去のつらい体験を紹介
【ワーク】過去のつらい体験の原因となった人物を想定し、『許しの手紙』を書く
コーディネーターの体験談から
【グループトーク】親父同然だった人に濡れ衣を着せられたとしたら、あなたならどうする?
――許された(経験があった)から、許した、許しの連鎖 →事例紹介
◆困難の乗り越え方3 目の前の困難に対して ⇒根拠のない楽観性・自信は大切
サブコーディネーターの人生最大のピンチ体験を紹介
【グループトーク】あなたがピンチで自分に言い聞かせる、とっておきの言葉は?
出された言葉を全グループから紹介してもらい、参加者全員で共有
コーディネーターのとっておきの言葉紹介「おっ、そうきたか!」
◆困難の乗り越え方4 日常でできること ⇒あなたの強みを活かす
強み診断ツール VIA-IS の紹介 → ネットで強みを無料診断
サブコーディネーター、診断してみました! 結果と本人の感想を紹介
コーディネーターの、強みをいかした日常を支える姿勢を紹介
◆幸せのつかみ方1 ⇒笑顔
【ペアワーク】隣の人と握手して下さい!その時あなたはどんな顔だった?
笑顔と寿命の関係(笑顔は長寿や健康につながる)についての研究報告紹介
◆幸せのつかみ方2 ⇒ ポジティブ:ネガティブの黄金比は?
【振り返ってみよう】自分の中のポジティブ:ネガティブは〇:○
ポジティブ/ネガティブ思考と寿命の関係についての研究報告紹介(3:1が黄金比)
◆幸せのつかみ方3 ⇒感謝する!
ハーバード大学の実践的幸福論の紹介 感謝の手紙・感謝の訪問で幸福感は1ヶ月つづく
コーディネーターの、看取りの現場での体験談
【ペアワーク】隣の人に感謝!「隣に座ってくれてありがとう!」
◆幸せのつかみ方4 ⇒3つのいいことを挙げる
Three Good Thing 24時間以内に起こった出来事で、運が良かった・成功した・ありがたい・めぐまれていたと思えることを眠前に3つ挙げる → 1週間続ければ幸福感は6ヶ月続く
◆幸せのつかみ方5 ⇒深い愛を理解し、愛情を注ぐ
【手を挙げて下さい】「ポックリ」と「ジックリ」どっちの死に方がいい? 実際の自分はどっち? 今の日本で多いのはどっち?
あなたはボケても家族から愛され幸せでいられますか?
――情けは人のためならず、愛も人のためならず、愛を受けるためには愛を注ぐこと!
感想
コーディネーター・中村先生の準備した100枚を超えるスライドには、動作指示からポイント・事例紹介、さらには感情移入(涙)した後にやられた~(大笑)となってしまう関連動画まで入り、テンポの良いトークと相まって、参加者一同、集中したりリラックスしたりしながら脳と心が活性化する2時間になったと思います。セッション終了後の参加者の方々の充実したお顔と、ベテランさんの一人が「中村先生、テッパンだねえ」と満足そうに呟いていらっしゃったのが印象に残っています。
実はサブの2人、他己紹介できずじまい(勘違いでもたつくうちにサクッと次へ…)だったのですが、参加者の皆様と一緒に楽しんだセッション後、エレベーターの中で「自分は〇〇の方が得意なんだと思う…」とお互い小さな自己開示。そしてこれは今後の歩みを大きく整える気づきでもあって、サブにとっても良いセッションだったことをまた思いました。
健康学習を学び始めて長いもののなかなか上達せず、身近に仲間も増やせずにおり、もう、いちばん濃いとこに飛び込むしかない!と、今回お願いをして運営側に入れていただきました。初めて参加した準備会で自己紹介をした時、思いがけず拍手をいただき、本当に嬉しく励まされました。「できない」から学びたくて飛び込んだからできなくても期待されなくても当然、といい意味で開き直ることもでき、その場の雰囲気を吸収するだけでも勉強になり、当日も楽しむことができました。事務局の方がどれほど陰で支えて下さっているかもわかりました。何より、石川雄一先生のおっしゃる「前に立つ人がいちばん学んでいる」は本当だと確信しました。ありがとうございました!
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